願望恋愛♪ ~もしも・・・~
自分の席に座り、
雑誌を読もうと開いたら…
「ねぇ、カノジョぉー、ひとり?」
隣の席の、男が
声をかけてきた
は…?
カノジョ? カノジョ?
どこの誰に、声、掛けてる?
キョロキョロと
周りを見回すが、それらしき年齢のコがいない
「だからぁ、君だよ、君っ!」
左隣のその男は、
私の左肩をポンポンと叩く
「わ、わ、私っ?!」
驚いて、その男の顔をマジマジと見る
うわ、結構イケメンじゃん…
たぶん、大学生…くらい…?
「そ、きーみっ!」
でも、中身は軽そうだわね…
「えっと…
連れを待ってるので…」
こんな軽いヤツの相手をしてるヒマなどないのだ…
「えー、そんなコト、言わずにさぁー
一緒に、遊ぼうぜー」
なんとまぁ、
私の肩を抱こうとひっついてくる
オイオイオイオイ…
なんて、軽いヤツなんだ?
軽すぎるぞー