願望恋愛♪ ~もしも・・・~
3人で、
典子の家のリビングを
行ったり来たり…
ウチと違って、
広いから、考えながら
歩くには、ちょうどいい広さだわ
「ね、
こんなのはどう?」
典子が、立ち止まり
口を開く
「まず、
会社には、行くのよ」
「行くって?!
この姿でっ?!」
「うん、
そのままの姿でね…
ただし…
石井今日子としてではなく…
今日子の姪っ子としてね…
その代わり、
しばらく入院することに
なったから、
代わりに姪っ子を行かせるって
今日子自身が
事前に電話、入れなきゃダメよ」
「うん…」
姪っ子…かぁ…
そうだよねぇ
姉貴の子供の芽依(メイ)ちゃんも
20歳?、いや、19だったかな…
海外にいるし、
バレる心配は、なさそうだし…
それは、
いい考えだわ
「うん、
そうしよ、それがいいわよ、今日子
じゃぁ、
問題は、家族よね…
それは、どうするの典子?」
「うん…
私ら2人が協力しないと…
ね、さとみ!」
「え?!」
さとみは、
何のコトだかわからず、
ポカンとしてる…