願望恋愛♪ ~もしも・・・~
「えぇ、なんでしょう、典子さん」
彼女が、『典子さん』と
呼んでいたから、
考えずにすんだ
助かった
この手の女性を怒らせると
やっかいだからな…
「一応…
親友の今日子に
このコのこと、
頼まれてますから
言っときますが…
男女が同居するなら、
それ相応のルール、
作っておいた方がよろしいかと…
課長さんともあろうお方が
同居人に手を出すほと、
盛っては、いないと信じておりますが…」
腕組みをしながら、
俺に忠告する
「あぁ、それは、
考えてありますから、
ご心配なく…」
「そう、それなら良かったわ
私は、これで失礼するけど、
このコのこと、
くれぐれも、
よろしくお願いしますわ…」
「えぇ、わかりました
それじゃぁ、
典子さんも、気をつけて」
はぁー
なんか、やたら、
彼女の周りは、
ややこしい人物がいるな…