願望恋愛♪ ~もしも・・・~
IF・・・兄と弟が…?
Ⅰ.兄弟と…
「ねぇ、ちょっと龍ちゃぁん
芽依ちゃん、まだなのぉ?」
カウンターに座る俺に
15分くらい毎に、
山内芽依は、まだか?まだか?と
聞いてくるマサコ
「だから、さっきも言っただろ?
なんか、用事あって
遅れてくるみたいだから、
もう少し待ってろって!」
なんか、
やたら山内芽依に
惚れこんだらしいマサコ
なんでかな…
マサコは、アラフォーだし、
娘のような、感覚なのか?
しばらくすると、
店のボーイに案内され、
後ろを歩いてくる彼女がいた
「芽依ちゃぁーん、
待ってたわよぉー!!
んもーっ、遅かったわねぇ
待ちくたびれちゃったぁー
ね、ね、何飲む?何飲む?
龍也の奢りだから、
なんでもいいわよぉー」
「おいっ!
なんでも、は、ねぇだろっ!
山内、水割りにしとけ、水割り!」
「は、はぁ」
俺の隣に座り、
マサコに手渡されたおしぼりで
丁寧に手を拭く