願望恋愛♪ ~もしも・・・~

「あ、あのっ
自分でやりますからっ!」


芳樹が持つタオルを
彼女が、受け取ろうとした時…


「あ? いーって…
って…
アレっ?」


芳樹は、
彼女より、随分と背が高いため
少し屈んでいたが、
手を止め、
彼女の顔を、
じぃっと見つめた…


「ん…?アンタ…何か見たコトあんな…」


キスでもするんじゃないか?!
というほど
彼女の顔に、芳樹の顔が近付いた


「へっ?!…いゃ、あのっ…」


そう、言われた彼女が、横を向いた


「ふぅん…
アンタ、結構イケてンじゃんっ!」


「えぇっ?!」


驚く彼女が、一歩後退したが
それを無視し


「ま、いーさ…、こっち来いよ…」


彼女の腕を掴み、
芳樹が、自分の方へと引き寄せた


「ひゃっ…ちょっ、ちょっと…!」


思い切り、腕を引っ張られた彼女が
つまづき、芳樹の胸元へと
ダイブした


< 84 / 259 >

この作品をシェア

pagetop