願望恋愛♪ ~もしも・・・~
「そ?
じゃぁ、問題ねぇじゃん!!
俺とイイコトしに行こうぜっ!
あ…と、名前…なんてーの?」
ガッチリと芳樹の両腕が
彼女の腰に回っていて
逃れられない状態…
「ちょ、ちょっと
いい加減離してくれないっ?」
芳樹の腕の中から
必死に逃れようと
身体を捩じる彼女…
「やーだねっ
アニキの彼女じゃねぇんだろ?
だったら、
俺のオンナになれる権利
あんじゃんっ」
「け…権利って…、俺のオンナ…って…」
芳樹の言葉に
彼女は、
俺が見たことのない形相になった
その瞬間 ―――――