願望恋愛♪ ~もしも・・・~
バッシーンッ ―――――
彼女が
芳樹の頬を叩いたのだ
「あんたっ
女をなんだと思ってンのっ?!
あんたが付き合ってきた女と私を
一緒にしないでよねっ!
ちょっとイケメンだからって
誰もかれも
あんたの女になるワケじゃないんだからっ!」
啖呵を切った彼女を
芳樹は、
叩かれた頬を抑えながら
じっと見つめてた…
そして、
俺も、マサコも
彼女が
肩を上下させ、
頬を紅潮させた姿に
見入ってしまっていた…