お姫様にキスを
まあ誰かと話してるの見たことないしね!
「お前運よかったなぁ、杜山に教えてもらえて」
「うん!めっちゃ分かりやすかった!」
杜山さんとも話せたしね!
…って!
「あ―――!!」
「うわっ!?なんだ!?」
「早く杜山さんおいかけなきゃ!!追いついて一緒に帰れるかもなのに!じゃあね、クマちゃん!」
「お、おー…?」
俺は勢いよく教員室を飛び出した。
なんで俺こんなに杜山さんと帰りたいんだろ?って思ったけど、
今は全速力で走ることに集中しよう!!