お姫様にキスを
第三章
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次の日。
あたしはいつもの時間に起き、いつもの時間に電車にのり、いつもの時間に学校についた。
またいつもの日常が始まるな、と感傷に浸りながら1―Fの扉を開けると。
――――…………。
今まで騒がしかった教室が、一気に静かになった。
…え…?
なんで?
いつもはあたしの存在なんて、あってないようなものなのに…。
「ね、杜山聡美って昨日…」
「図書室でさ…」
「…帰りも…」
図書室、帰り…昨日?
そのキーワードに当てはまるのは…
お、だか…?