魔女のイタズラ
ハロウィン
ハロウィンのお昼
そして毎日の日課というように1日一回は必ず麻耶が家に訪れた。
ピンポーン
「ユキ―!!!!!」
チャイムと同時に聞こえてくる叫び声。
チャイムの意味ないじゃんかよ…
「チャイム押すか叫ぶかどっちかに……」
「ユキーーーーーー!!」
ガバっと勢いよく抱きつかれ少し後ろによろめく。
ったくなんだよ。ガキが…
……って…
「泣いてんのか……?」
「……泣いてない」
うそつけ。
目がウサギみたいに真っ赤っか。
「泣いてんだろ?」
「……泣いてないもん」