年上王子様
ごはんを綺麗に平らげて、後片付けをした。
結局、ごはん3杯食べちゃいました。
「ゆゆ、皿洗い終わったら風呂入って来い。」
速水さんがテーブルを拭きながら言う。
お……お風呂…。
ぎゃーーーー!!!
なんか急に恥ずかしくなってきた…。
そうだ、私、お泊りするんだった…。
(↑完全に頭から消えていた)
「は…はひ…」
恥ずかしすぎて、意味が分からない返事をしてしまった。
「何意識してんだ。大丈夫。覗かねーから。」
あっ…当たり前だよー!!
「そんなんじゃ、一緒に風呂は無理か。」
「はい?!」
一緒にお風呂?!
裸で?!(お風呂なんだから当たり前)
「むむむ無理無理無理無理。無理です。」
小刻みに首を振りながら言った。
「ロボットか!」ってツッコまれちゃった…。
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