年上王子様
たしかに、体の奥が甘く疼いている。
って、これはさっきの漣さんのせいでしょー!!
ハッ!
私、ハメられた?!
「じゃあ、始めようか。」
漣さんが慣れた手つきで私のカットソーを脱がす。
えぇぇぇぇ?!
まだ、『いい』って言ってないじゃん!
そんなことを思っても、
体の中の私は素直なようで……
「やっ……んぁ…」
私じゃないみたいな声が次々と溢れだす。
「ゆゆ…俺のためにもっと鳴いて。」
少しかすれた声で言われ、
ますます私は感じてしまう。
私、漣さんの言うことなら、
なんでも聞けちゃうなぁ…。
そして私達は、
また朝からひとつになった。
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