年上王子様

二人でベッドに横たわる。
漣さんとなら何回でもしちゃうな……
って、何言ってんの私！！
変態かっ！
「なぁ、ゆゆ……」
漣さんが天井を仰ぎながら、少し小さな声で呟く。
「なんですか？」
私は起き上がって、漣さんを見た。
すると、漣さんも起き上がって私を見つめる。
な、なんだろ…。
すごい…顔が真剣…。
「ゆゆ。俺、頼りないかもしれないけどさ……」
え？
何の話をしてるの？
「俺、ゆゆのことが本当に、誰よりも大切なんだ。」
は、はい…。
なんか、改めて言われると…照れる…。
「わ、たしも漣さんのこと大好きです…。」
私がそう言うと、
漣さんは突然私の肩を掴んだ。
へっ？！
何？！