年上王子様
私は、そんな漣さんを見て思わず抱きついてしまった。
「うわっ!ゆゆ?!どうした?」
漣さんはビックリしていて、
あたふたしている。
カワイイ…。
なんて思っちゃダメだよね(笑)
「私を漣さんのお嫁さんにしてください。」
「………。」
……あれ?
反応がない…。
え、唐突すぎた?
いや、漣さんほどじゃないよね?
私は不審に思って、
漣さんから離れ、漣さんの顔を見た。
わっ!
ビックリしすぎて固まってる!
「おーい、漣さーん。」
漣さんの前で手をかざす。
すると、漣さんはハッとして意識を取り戻した。
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