年上王子様
長いバージンロードが終わり、
私はお父さんから離れた。
その時のお父さんの顔は、
笑っていたけど、ちょっぴり寂しそうだった。
ごめんね、お父さん…。
でも私、絶対に幸せになるよ。
この人とともに…。
見上げた先には、
3段ほどの階段の上に立つ漣さん。
ビシッとタキシードを着こなしている。
カッ…カッコいーーーーー!!!!
は、鼻血もんだよっ!
反則だよっ!
私を倒れさせる気かっっ!!
「ゆゆ、見惚れてないで、早く。」
漣さんに小声で言われ、ハッとした。
見惚れてるのバレたー!!
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