年上王子様
私はテーブルに突っ伏してしまった。
それを黙って見つめる四季ちゃん。
すると、四季ちゃんは急にテーブルをバンッと叩いた。
その反動で、私はすぐに飛び起きた。
「ゆゆ!電話しなよ!それで、出てくれなかったり、様子がおかしかったら……ね?」
四季ちゃんは、できる限り優しく、
速水さんに電話することを勧めてくれた。
そうだよね。
ここで何もしないで、
もし私のカン違いだったら、
最悪だもん。
よし、ドキドキするけど…
電話してみよう。
私はカバンからケータイを取り出し、
速水さんに電話をした。
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