年上王子様
私は縮こまった…。
みんな、コワい…。
「ゆゆ、家に呼ばれたらもうアンタは大人だよ。」
なんでそんな笑ってるんだ。
そんなに私が大人になるのが
楽しいのか。
「いや、呼ばれないから。大体、デートだってまだ1回しかしてないんだよ?!」
「関係ない。」
バッサリだー!
結構正論言ったと思ったのにっ!
「愛に回数はないのです…。」
四季ちゃんは空を見据えた。
なんかポエムっぽいこと言ってるけど、
意味分かんないし。
っていうか、なんで四季ちゃんが愛を語ってんだ!
アンタだって、彼氏と付き合ってやっと一ケ月だろ!
< 81 / 152 >

この作品をシェア

pagetop