年上王子様
テンテケテケテケ、テンテン♪
「あ、メールだ。」
「アンタ、その着信音やめろよ…。」
ちょっと四季ちゃん!
笑点ナメちゃいかんよ!
「早くケータイ見なよ!速水さんかもよ?」
またニヤついてる…。
速水さんなわけないでしょ。
仕事中なんだし…。
私はそう思ってメールBOXを開いたが…
「ほんとに速水さんだっ!!」
「いぇい!あったりー!なんか奢ってね♪」
「却下です。」
嘘ー!
ほんとに速水さんだなんて、嬉しー!
仕事中でも私のこと考えてくれてたってことだよね?!
むふふ♪顔が緩む…♪
私は、頬を膨らませている四季ちゃんをそっちのけで、メールを見た。