年上王子様
え?その話まだ続いてたの?
終わったと思ってた!
「いや、えっとー…そのぉー…」
「なんだよ。早く言えよ。」
えぇぇ!
急かされたよー!
だって、ちょっと失礼かもじゃん?!
言いにくい…。
「あの、速水さんが掃除してるの、想像できないなぁって…」
「は?俺だって掃除するって。昨日も、ゆゆが来るから、家中掃除したし。」
あ、だからこんなにキレイなんだ…。
私のためにしてくれた…
ってことだよね?
嬉しいなぁ。
「ありがとうございます。」
私は笑顔で言った。
そうしたら、速水さんは笑顔で頭を撫でてくれた。
この瞬間が幸せだなーって思った。
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