・・・・・っ

久しぶりに嫌な感触を思い出し身震いした。


マンションの前まで来ると将ちゃんとバッタリ出会ってしまい、仕方なく通り過ぎようとした時‥


「先ほどはありがとうございました。何かお礼をしたいのですが‥」


あぁ‥面倒くさい…
早く家に帰りたいのに…


そんな気持ちを隠し丁寧に拒絶しようとした時


「鱸!」


・・・す ず き ?


振り返ると
鈴木くんが1メートルほど先に立っていた。


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