一通りの防御を施し、カーテンの隙間からベランダを覗き見ると



‥‥‥‥‥‥‥‥。

思わず息をのんだ



め‥目‥‥が

妖しい光を放ちながらこちらを覗き、目が合った瞬間ウィンクをした。


息が止まる程の衝撃が走ったが、既に覚悟は出来ている。

冷静さを装いながらも、内心は恐怖で押しつぶされそうになりながら

ワイヤレス電話に110と入力し、ボタンひとつで接続出来るように設定して左手にしっかり握りしめ

レンズの外れた壊れた望遠鏡を後ろ手に隠し


カーテンを開け放った!

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