また、明日~天使の翼を持つキミへ~
憎まれ口を叩く親太郎は、とても嬉しそう。
「うっさいよ、バカ」
あたしも嬉しすぎて、頬の筋肉は緩みまくり。
早く明日にならないかと気持ちが弾んだ。
拓海くん達に知らせたい。
でも、少し驚かせてやろうかな。
突然学校に現れた親太郎を見たら、きっとビックリするはず。
ああ〜。
みんなの反応、めっちゃ楽しみっ!!
「おはよっ」
翌朝、親太郎の玄関の前で挨拶をした。
「おはよ」
何カ月ぶりだろう。
今まで何回も交わしてきた何気ない挨拶。
こんなにも鼓動が弾むなんて。