また、明日~天使の翼を持つキミへ~
「ぶっ…ハハハハっ!!!!」
赤面するあたしの前で、お腹を抱える親太郎。
「冗談に決まってんだろ?」
……へ?
「おまえはすぐそうやって本気にするんだから。融通のきかねぇヤツだよなー」
親太郎は、クククと、笑いをこらえている。
周りの視線はまだあたし達に集まっていて。
所在ないあたしは、小さく肩を丸めた。
「何があったか知んねぇけど、んな辛気臭い顔すんなよ。はい。 ハムとツナのサンドウィッチ」
「え?」
親太郎にサンドウィッチを差しだされ、一瞬戸惑った。