また、明日~天使の翼を持つキミへ~
“もっしもーし!!親太郎でっす。せっかく電話もらったけど、今わっぜ忙しくて電話に出られませーん。用のある人はメッセージを残して下さーい。気が向いたらかけ直しまーす”
翌朝。
約束の時間になっても音沙汰なしの親太郎に電話をかけた。
それなのに、まさかの留守電。
どうして電話にでないの?
あたしなんて超早起きしてお弁当作ったのに。
一体、何してんのよ!!
っていうか、気が向かなくてもかけ直せよっ!!
あたしは、モップを掴んで親太郎の部屋の窓を突っついた。
「親太郎っ!! 準備まだー? もうとっくの昔に時間過ぎてんだけど!!」
大声で叫んでも返事無し。
「ねぇってば!!」
さらに強くモップで突っつくと。
「だぁぁ!! うっせーなっ。今急いで準備してんだろうがっ!!」