また、明日~天使の翼を持つキミへ~
「おまえの口から、そんなことが聞けるなんて思わなかったぜ。ちょっと俺感動したわ」
拓海くんが、ベッドに横になっている親太郎の腕を軽く叩いた。
「でもね、俺らも思ってるんだよ。親太郎の存在は、俺らにとってすごく大きいんだから」
叶くんは、相変わらず少し頬を赤く染めて照れていた。
「よかったよ。おまえが無事で」
高橋くんは、親太郎の頭をグチャグチャと撫でた。
「うわっ!! バカっ!! やめろって」
4人は、いつものようにじゃれ合った。
うん。
これだよ。
やっぱり、親太郎達は4人揃わなきゃ。
だって、この3人と一緒にいる時の親太郎は、すごくいい表情をするんだ。
3人に嫉妬してしまうくらい。
親太郎はキラキラと輝くんだから。
「あ、そうだ。はい。 田沢」