また、明日~天使の翼を持つキミへ~
――は?
ライブ?
グッと、眉間にしわが寄る。
「誰と?」
「だーかーらー。それは高校に入ってから、いいヤツを見つけるんだよ」
「へー」
「なんだよ、その煮え切らない返事」
ブスっと頬を膨らませた親太郎は、学習机の椅子にまたがって座った。
背もたれに顎を乗せて、あたしを睨みつけている。
「なによ、その顔」
「だって、俺、わっせ本気なのに」
ふて腐れる親太郎。
小さな子供かっての!!
明日から高校生だっていうのに、ちっとも大人になってないんだから。
「わかりました。聞かせて下さい」
カーペットに座っていたお尻を持ち上げ、親太郎のベッドに腰掛けた。
一気に、親太郎の目が輝きだした。