幕末恋物語

(この人たちの、服装が違うし、町の雰囲気も私の町と、全然違う・・・)



私、どうしたの?
もしかして、階段から踏み外して...
いやいや、それはない、きっと・・・
それに、私、今時代劇の中にいるみたい---・・・



「---っ、おい、女。」



「...はっ、はい?」


「一緒に、来てもらう。」


(えっ?どうして?)


「さっ、来い!」


「っ、やだぁ。」


「何?」


「私が、何かしましたか?」


「そう言う、問題ではない。京の治安を、みだすものを、ほっとく訳には、いかない。」


「っ、でも... 私は、何も・・・」



ザッ---・・・


「どうした?」


「ふっ、副長。
それに、沖田さんも、どうしたんですか?」


(---副長? 何の?、沖田さんって人は、優しそう・・・)


「見回り帰りだ。」


「そうですか。副長、お疲れ様です。」


「ねぇ、君ずっと地べたに、座ってると、冷たいし、ひとまず立とうか。はい。」



手を、差し出す沖田さん



「ありがとうございます。」


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