望美
~ママ、離れないわよ。私は絶対に!~
「わたくしもそう思っていましたの!!
何でも最近の政子さん、御手洗いに行く回数が多いと思いまして・・・。」と美華。
鶴子はやはりという顔で、
「御食事も控え気味ですし、寝室も御変えになすって別のお部屋で寝ているみたいだけれど・・。
最近、妙にお部屋に籠りがちだと思うわ。」と言った。
美華はチョコレートをつまみながら、
「わたくしのことが御嫌いなのは重々承知しておりますけれど最近の彼女ったら露骨に目を合わそうとしないわ!!
何のかしら・・。」
と軽く怒っている様子で、つづけて鶴子の耳元でボソッっと、
「・・・・・つわりかもしれないわよ!」
と囁いた。
「・・・・つわり!!!?」
その言葉に『待ってました』とばかりにパァッと顔が明るくなる鶴子。
「もしそうなら、それはもう大変、大変よろしいことだわぁ!!」と喜びはじめた。
その様子を見た美華は鶴子に気づかれぬよう「チッ!」っと舌打ちをしたのだった。
何でも最近の政子さん、御手洗いに行く回数が多いと思いまして・・・。」と美華。
鶴子はやはりという顔で、
「御食事も控え気味ですし、寝室も御変えになすって別のお部屋で寝ているみたいだけれど・・。
最近、妙にお部屋に籠りがちだと思うわ。」と言った。
美華はチョコレートをつまみながら、
「わたくしのことが御嫌いなのは重々承知しておりますけれど最近の彼女ったら露骨に目を合わそうとしないわ!!
何のかしら・・。」
と軽く怒っている様子で、つづけて鶴子の耳元でボソッっと、
「・・・・・つわりかもしれないわよ!」
と囁いた。
「・・・・つわり!!!?」
その言葉に『待ってました』とばかりにパァッと顔が明るくなる鶴子。
「もしそうなら、それはもう大変、大変よろしいことだわぁ!!」と喜びはじめた。
その様子を見た美華は鶴子に気づかれぬよう「チッ!」っと舌打ちをしたのだった。