望美
~ママ、離れないわよ。私は絶対に!~
ちょうどその頃、
二階の寝室では、政子と義昭がダブルベットに並び、共に眠りについていた。
政子の夢には、またお腹の中の赤子、『望美』が現われた。
場所はこの前と同じ政子の部屋。
夜、ソファに座っている。
そして左にはやはり望美が座っている。
「ママ!今日も逢えたわね!」
と望美。可愛らしく三つ編みをしている。
政子は、
「ええ、嬉しいわ・・。これから毎晩、夢のなかで逢えるのね!!」と喜んでいる。
すると望美が、
「夢だけじゃ満足できないわ!
だってママにとって6、7時間の思い出でしかないんだもの!!」と、駄々をこねている。
政子はニコニコして聞いているが…。
「私が生まれたら、24時間、365日、一刻もママの傍を離れないわ!!例え地球が滅んで手も足も無くなっちゃったとしても胴体だけで這えつくばってママの傍で生きていくわ!!例え肉体が消滅して、液体になってしまっても蒸発して、雨となってママの元へと降り注ぐからね!!」
二階の寝室では、政子と義昭がダブルベットに並び、共に眠りについていた。
政子の夢には、またお腹の中の赤子、『望美』が現われた。
場所はこの前と同じ政子の部屋。
夜、ソファに座っている。
そして左にはやはり望美が座っている。
「ママ!今日も逢えたわね!」
と望美。可愛らしく三つ編みをしている。
政子は、
「ええ、嬉しいわ・・。これから毎晩、夢のなかで逢えるのね!!」と喜んでいる。
すると望美が、
「夢だけじゃ満足できないわ!
だってママにとって6、7時間の思い出でしかないんだもの!!」と、駄々をこねている。
政子はニコニコして聞いているが…。
「私が生まれたら、24時間、365日、一刻もママの傍を離れないわ!!例え地球が滅んで手も足も無くなっちゃったとしても胴体だけで這えつくばってママの傍で生きていくわ!!例え肉体が消滅して、液体になってしまっても蒸発して、雨となってママの元へと降り注ぐからね!!」