望美
~ママ、離れないわよ。私は絶対に!~
夜7時を周った頃、義郎と義昭が会社から帰宅して来て、ダイニングでは一家揃っての晩餐が始まった。
「わぁ~今日はステーキですかぁ!!」
と顔を輝かせて喜ぶ義昭。
「そうよぉ~神戸牛なの!!政子さんったら買い出しから仕込みまで半日がかりで全部一人でやってくれたの!!」
と鶴子。そして、
「政子さんはきっと良いお母さんになるわ~!!料理も上手だし、気品もあるし・・。」と政子をベタ褒めしだした。
「そうだなぁ!!」
と関心する義郎。
「そんな~。
勿体のう御言葉ですわ!」と謙遜する政子。
すると突然、
「バンッ!!」
美華はテーブルを両手で叩くと立ち上がった。
呆気にとられる四人。
美華は、だしぬけに
「実は、政子さんの妊娠について疑わしい点が御座いまして、誠に勝手ではございましたがこの度わたくし、調査させていただきました。」
と淡々と話しだした。
その目は女の執念と嫉妬でドロドロになった心を映しだしている。
ギクッ!!とする政子。
義昭もバツが悪そうにしている。
「わぁ~今日はステーキですかぁ!!」
と顔を輝かせて喜ぶ義昭。
「そうよぉ~神戸牛なの!!政子さんったら買い出しから仕込みまで半日がかりで全部一人でやってくれたの!!」
と鶴子。そして、
「政子さんはきっと良いお母さんになるわ~!!料理も上手だし、気品もあるし・・。」と政子をベタ褒めしだした。
「そうだなぁ!!」
と関心する義郎。
「そんな~。
勿体のう御言葉ですわ!」と謙遜する政子。
すると突然、
「バンッ!!」
美華はテーブルを両手で叩くと立ち上がった。
呆気にとられる四人。
美華は、だしぬけに
「実は、政子さんの妊娠について疑わしい点が御座いまして、誠に勝手ではございましたがこの度わたくし、調査させていただきました。」
と淡々と話しだした。
その目は女の執念と嫉妬でドロドロになった心を映しだしている。
ギクッ!!とする政子。
義昭もバツが悪そうにしている。