望美
~ママ、離れないわよ。私は絶対に!~
2、3時間後…
何とか政子の偽装妊娠発覚騒動が沈静化した…。
政子、義昭、美華、そして鶴子の四人は和室で義昭夫婦と美華、鶴子が向かい合う形で座り、話合いを行うことになった。
義郎は美華の話を聞いてショックで体調を崩し、自室で休息している。
四人の間には険悪なムードが立ち籠めている。
そんな空気を壊すように美華が、
「まったく…。
政子さん!!
アナタのしていることわ犯罪ですわよ!!
お母様!!
これは刑事告訴を行って白黒はっきりさせるべきですわ!!」
と申し立てた。
すると鶴子は、
「馬鹿おっしゃい!!そんなことをして罪滅ぼしになるとでも思ってるのかい!!
逆に我が家の名に汚点がつくじゃないか!!どっちにしろこの件は、外部に知られたらマズいで御座いましょう!?
美華!!
もう貴女の出る幕わ無いんだよ!!
アナタは黙って出ておいきなさい!!」
とピシャッと美華を部屋から追い出した。
「し、…失礼を致しました…。」
と腑に落ちない様子で和室を出て行く美華。
義昭が、
「母さん!政子だって災難だったんだよ!どうして判ってくれないんだよ?
許してやってくれよ!」
と訴える。
何とか政子の偽装妊娠発覚騒動が沈静化した…。
政子、義昭、美華、そして鶴子の四人は和室で義昭夫婦と美華、鶴子が向かい合う形で座り、話合いを行うことになった。
義郎は美華の話を聞いてショックで体調を崩し、自室で休息している。
四人の間には険悪なムードが立ち籠めている。
そんな空気を壊すように美華が、
「まったく…。
政子さん!!
アナタのしていることわ犯罪ですわよ!!
お母様!!
これは刑事告訴を行って白黒はっきりさせるべきですわ!!」
と申し立てた。
すると鶴子は、
「馬鹿おっしゃい!!そんなことをして罪滅ぼしになるとでも思ってるのかい!!
逆に我が家の名に汚点がつくじゃないか!!どっちにしろこの件は、外部に知られたらマズいで御座いましょう!?
美華!!
もう貴女の出る幕わ無いんだよ!!
アナタは黙って出ておいきなさい!!」
とピシャッと美華を部屋から追い出した。
「し、…失礼を致しました…。」
と腑に落ちない様子で和室を出て行く美華。
義昭が、
「母さん!政子だって災難だったんだよ!どうして判ってくれないんだよ?
許してやってくれよ!」
と訴える。