everlasting love
きっとあたしの心の中は見透かされていたかもね。
だって……
優しくきつく抱きしめてくれた。
“離れたくない”
“ずっとこのままで”
あたしは心の底から思った。
そして、もっと好きになった。
いつの間にか口に出してしまっていた。
「好き」
もう、その言葉しか出てこなかった。
でもあの人の言うことは予想できた。
「もう、お前を傷つけたくない」
あたしの予想はあたった。
あたしは頷いた。
期待はしていなかったから…
もう傷ついているよ、もうボロボロ。
家の近くまで送ってもらった。
「ごめんな」
お別れだね。
あたしは言った「バイバイ」と...
あたしは家まで街灯に照らされた薄暗い道を泣きながら歩いた。
家に帰ってからはすぐ部屋にいき、大泣きした。
あんなに泣いたのは久しぶりだった。
でも思いのほかすぐに立ち直れた。
あたしは1年前にくらべて強くなったなと実感した。