初めての恋だから
ピーンポーン…
「はぁーい」
家の中から現れたのは
朔也のお母さん。
緊張する私…
「あの…
お見舞いに来たんですが。」
「あら、
どうぞ上がって上がって。
けどうつらないかしら…」
何てお母さんの声も
半分聞き流して半強制的に
お邪魔する恵美…と私
部屋のドアのぶに手を掛ける…高鳴る鼓動…
ガチャ…
そこには、熱さまシートを
おでこに付けて
寝ている朔也の姿があった。
「可愛い。」
時間よ止まれ…
ほんのちょっとでいいから…