初めての恋だから


起こすのも
可哀相だったから
プレゼントだけ枕元に置いて
部屋を出た私。
部屋の外では、
恵美が待っていてくれた。


「ごめん、お待たせ。」


「渡せたの??」


「起こすのもなんだったから
枕元に置いといた~」


「そっか…残念だね。」


「けど、渡せたんだし
寝顔見れたからいいよ。」


「だね~
さ、帰りますか?」


「うん。」


『お邪魔しました。』


「はぁーい。
今日はありがとうね。」


「いえ、
お大事にと伝えて下さい。」



恵美…
今思えば恵美には
沢山お世話になったね。
いつも、ありがとう。
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