初めての恋だから
深い傷
「ず…ん!柚さん!」
…誰?
どうして泣いてるの?
ここは…現実?
重たい瞼をゆっくり開く。
「柚さん!!!よかったぁ~
いきなり倒れたから
心配したんですよ。」
「ごめん優一君…
疲れてたんだと思うわ…」
仕事に戻ろうと立ち上がる
私を制止する彼…
「院長先生が
今日は大事をとって
休むようにとの事です。」
「でも…」
「体調管理をする事も、
立派な仕事ですよ」
「…そうね
優一君ありがとう。」
「と!とんでもありません!
ゆっくり休んでくださいね。」