空への手紙~君と過ごした5ヶ月間~
お花を添える。
それは、君がもう原型を留めなくなる証。
私は、君に触ったよ。
君に触れなかった、最後の最後の頬へのぬくもりを感じて欲しくて…



私は、その瞬間、一滴の涙が流れたの。
でも、それだけよ。
君がいなくなるその瞬間まで、涙を流さないって決めたの。
君に言われた、あの一言でも、私は守ろうと思ったから。



「泣くより、笑っている君がいい」



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