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気まずい雰囲気

キスされて一週間がたった。
秀は全くあのことに触れない。
気にしてるのはあたしだけ!?
「奈、、、あーんなっ!!」
「な、何?」
凜は大きくため息をついた。
「やっとかい!ホンマに最近おかしいで?ぼーっとするのが多くなっとるけど、、」
「何もないからっ!!」
凜は目を細める。
「何で言いたいこと分かったん?何かあったやろ?」
「別に~??」
そっぽを向いて知らんぷりするあたしに、凜はニヤリと笑った。
「秀君の事やんね?」
「ぶはっ!!」
あたしは飲んでいたジュースを吹き出してしまった。
「うわっ!汚いなぁ!!」
「り、凜が変な事言うからでしょ!!」
「言ってんけどー?“秀君”言うただけやんか」
う、、絶対ばれてます。
でも、あんなこと、絶対言えないからっ!!
「絶対ないからね!秀と何にも!!」
凜はニヤニヤしながら、
「絶対あるってぇ。怪しいもん」
「怪しくない!」
「怪しいて」
「怪しくないっ!!!」
凜が吹き出す。
「何よ?」
「杏奈はムキになりすぎやもん、、、、」

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