学園内のお姫さま!!
恋……!?
いって~…たっく、なんなんだよ…


「大丈夫?茜ちゃん!?」


茜?倒れてきたのって古川 茜かよ。

「あ、古川、大丈夫?」

「あ、うん。ごめんなさい。私、そこにあるカバンにつまずいちゃって…」

「あ!それ、僕のカバンだ!ごめんね、茜ちゃん…」

「え、ううん、いいよ。ちゃんと足元を見てなかった私が悪いんだから。」

『まったく、おっちょこちょいなんだから、茜は。』


「よいしょ。」

そう言って立ち上がった古川は、俺に手を差しのべた。

「あぁ、ありがとう。」

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