朝8時、中州駅で・120円


「ダーリン、お待たせ♪」


「誰が“ダーリン”だ」


「まぁまぁ、これでも飲んで?」


にこにこと差し出されたのは温かいココア


「疲れた時は糖分糖分♪……あれ、塩分だっけ?」


アホな疑問は無視して、受け取ったココアの缶を開けた


ぶつぶつ言ってた彼女も俺の隣に腰を下ろし、ココアを飲みながら次の電車を待った


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