REAL


妹にまでいらつく私は
なんなのだろう。

どうしてああなんだろう。


服を着替えて廊下にでる。

「…なんか気持ち悪いよ」

「だって、なんかおかしいから」

「修也には関係ないよ」

「心配なんだよ。麻美姉のこと」

「…下、行こう」


修也は時々こうで
めんどくさい。


ほんとに心配してるの?

こんな無愛想な私のこと。


下へ行くと
奈美がもうご飯を食べていた。

「おそいよぉ!修也までー」

「ごめんごめん」

「修也くん、たくさん食べてね。…麻美?学校、どうだった?」


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