図書室でキミと~秘密事は図書室で~
「今度は………」
「ぇ…」
ありったけの笑顔で
優しくて艶やかな声で
俺の「武器」を使って
耳元までたどり着く。
少しでも
俺を気にしてくれるように
頭の中に存在していられるように
今より
近付けるように…………
耳たぶに触れるか触れないか
ギリギリのラインまで近づき
囁いた。
「今度は……俺から会いに行くからね」
呪いのような想いを込めた言葉は
キミを縛り付けて起きたくならないように
心の底にしまっておくことにしよう………
『ずっと一緒にいたい』
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