図書室でキミと~秘密事は図書室で~


…ちょっとからかわれた感じがするが。



「もちろん、それだけじゃダメよ?…わかってるだろうけどね。」


「…もちろんです。
俺以外にはさせませんから。」




軽く宣言のようになってしまったが、そうスラッと言えたことにびっくりした。




「じゃ、よろしくね。」

「はい。」




先生と話して…少しだけ、見えてきた。


俺はもっともっと頑張らなくてはいけないな。




「…先生、こんな感じでどうですかね?」


「あらっ!!すごく綺麗ね!!
ありがとう中川さん。」



彼女がいじった鉢植えは、なんというか…バランスがよくて、花が生き生きして見えた。


本当に、器用だな。




.
< 162 / 166 >

この作品をシェア

pagetop