図書室でキミと~秘密事は図書室で~
…ちょっとからかわれた感じがするが。
「もちろん、それだけじゃダメよ?…わかってるだろうけどね。」
「…もちろんです。
俺以外にはさせませんから。」
軽く宣言のようになってしまったが、そうスラッと言えたことにびっくりした。
「じゃ、よろしくね。」
「はい。」
先生と話して…少しだけ、見えてきた。
俺はもっともっと頑張らなくてはいけないな。
「…先生、こんな感じでどうですかね?」
「あらっ!!すごく綺麗ね!!
ありがとう中川さん。」
彼女がいじった鉢植えは、なんというか…バランスがよくて、花が生き生きして見えた。
本当に、器用だな。
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