図書室でキミと~秘密事は図書室で~
ハッとした彼女は、そのまま勢いよく頭を下げた。
「め、迷惑だなんて……!!!
昼休みなのに、わざわざありがとうございますっ。」
……おぉ、大きな声も出せるのか。
なんというか…真っ直ぐでいいな。
ひねくれてなくて、瞳がキラキラしている。
そんな彼女にまた笑い、とりあえず座ろう と、二人向き合って椅子に座った。
目が合うたびに、恥ずかしそうにパッチリとした瞳を潤ませる彼女。
「図書委員はどう?
もう慣れたかな。」
「ぁ、はい。
初めに比べたらだいぶ…
先輩が、副会長に手伝ってもらえるようにしてくれたので。」
フワリ と笑って、答えてくれた。
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