図書室でキミと~秘密事は図書室で~


紳、ちゃんと仕事手伝ってあげてたのか。

………珍しいな。


でも…中川さんは紳が好きなのだから……よかったのか…?



そう思うと、なんだか微妙な気持ちになったが

笑ってくれる彼女に向かって、笑いかえした。





そして、段ボールのことについて説明した。


まだ赤い顔のままだけど、しっかりと俺の目を見て聞いてくれる。



真面目そうな見た目だけど、それだけじゃないと思うのはなんでだろうか……



放課後に残れるか、と尋ねると

ちょっと考えてから、小さく頷いてくれた。



……今日は

放課後も会えるんだな…





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