図書室でキミと~秘密事は図書室で~


放課後も、この可愛い表情を見られるのかと思うと

何とも言えない感情が胸を満たしているようで……


俺はまた無意識に笑っていた。




「よかった。
今日から少しずつやっていこうと思うんだ。

紳はくるかわからないけど…

地道に進めていこうね?」



「っは、はい…!!///」




優しい声で、元気よく返事をしてくれた。


上ずった声を恥ずかしく思ったのか、口元を押さえる姿がまた可愛らしい。




もうちょっと話していたかったが、せっかくの昼休み。

引き止めるのも悪い。



名残惜しく思いながらも、中川さんと別れたのだった。





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