図書室でキミと~秘密事は図書室で~


そして放課後。


掃除のない俺は、職員室に向かっていた。




「失礼します…」


「ぁ、神崎くん!!」



今日は、副校長に呼ばれていた。


何やら…来月から始まるボランティア活動のことらしい。

まだ実施するかも決まってないのだが、俺に相談された。



ボランティアか……中川さんならやりそうだな…


最も、勝手なイメージだが…



自ら進んで、花に水やりをする彼女を想像して

また頬が緩む。




「では、失礼しました……」



副校長との話し合いを終え、今度は図書室に向かう。


心なしか、急いでるみたいだ。




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