図書室でキミと~秘密事は図書室で~


…無事でよかった。



「…大丈夫、ではないか。」


「あり、がとう…弥斗っ…」



携帯を閉じて、胸に擦り寄ってくる晶奈の肩を撫でる。


……仕方ない。



ストーカーしてたやつも逃げたみたいだし…



俺は、晶奈をグッと引き寄せ

背中をポンポンと叩いた。




「………ぅっ…ひ、ろと…」


「…帰るか。」




腕を掴んで、体を離そうとするが……



「いゃっ……もうちょっとだけっ…」



ガッシリ掴まれてるみたいだ。


まだストーカーがうろついてるかもしれないし…

もう少しここにいるか……





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