図書室でキミと~秘密事は図書室で~
……紳?
何が言いたいんだ?
「じゃ、行くわ。」
「…ぁ、あぁ。」
紳は教室を出るため振り返った…と思ったら
クルッとこちらを向き
「なんか沈んでるみたいだったからさ。
今日はささやかなPresent?」
「は…?」
プレゼント?
なにがだ……?
「可愛い可愛いイチネンセイに癒されてこいよ…?」
ニヤッて笑って発された言葉に
言葉通りに固まる俺。
じゃ と手を上げて、紳は教室を後にした。
間違いない。
今日、図書室にくるのは……
可愛い可愛い イチネンセイ だ。
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