図書室でキミと~秘密事は図書室で~


俺を見るなり、ほんのり頬が赤くなる彼女。


男に免疫がないんだろうな。

そんなところも可愛くて仕方ないが。



「暑いし、お茶でもしない?
この前貸した本の感想も聞きたいし。」


「は、はい!!」



二人でゆっくりしたくて、ファミリーレストランに向かった。


さっきから中川さんに視線が集まっている気がしてならなかったんだ。



中に入ると、冷房が効いていて涼しい。

たくさん話が出来そうだ。




お昼はイタリアンバイキングを予定している と告げ、ドリンクバーだけ頼むことにした。



ジュースを入れに席を立った、彼女のか弱そうな背中を見つめていた。




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