かわいい美少女になるためBOOK
第一章 ニキビ
わたしは、ニキビ女と言われそうな山岡麻百合。

おでこには大量のニキビ。

クラスの笹岡明日香は、つるつるピカピカのお肌で美少女で・・・。

男子にもてていて、すごく羨ましい。

私の好きな木谷大地に告白してもOKなんてされるわけがない。

『はぁ・・・。もうすぐでバレンタインか・・・。』

あと二週間もすれば、バレンタインデー。

告白なんかしたって、笑われ者になっちゃう。

今、使っている洗顔料はニキビ予防の洗顔料。

まったく効果がない。

公園のベンチにすわって、お茶を飲みながら、一息ついていた。

「あれ?麻百合ちゃん??どうしたの?こんなとこで。」

『明日香ちゃん?』

明日香は私の隣に座った。

『いいよね。明日香ちゃんは。』

「へ?何が??」

『お肌つるつるでさ。私なんかこんなに大量のニキビあるし。』

「ニキビは治るものだよ?」

『こんな肌なら死んだほうがマシ。』

私は、バッグからポテトチップスを取り出しバリバリと食べ始めた。

「そーやって、油っこい物ばっかり食べてるワケ?」

『ポテトチップスうまいで??ほとんど毎日食べよるでー。』


「そんな毎日だから、大量のニキビになやまされんでしょ。」

明日香は、荷物を片手に公園からどこかへ走っていった。
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